★☆晩秋のフジバカマ(ライトアップ)ひかる源氏37歳の秋 秘めた想いを藤袴に込めてー夕霧は☆★


同じ野の露にやつるる藤袴
  あはれはかけよかことばかりも 
          (作者ー夕霧)☆
光源氏37歳の秋の話。
大宮が亡くなり、尚侍に任命された玉鬘は
孫として喪に服しながら、出仕を思い悩ん
でいた。
そこへ夕霧が父光源氏の使いで訪れ、
従兄弟の縁に事寄せ藤袴の花を
差し出しつつ、秘めていた想いを訴えたが、
玉鬘は取り合わない。
源氏のところに戻った夕霧は、世間では
源氏が玉鬘を側室の一人にするつもりだと
噂していると言って、その真意を鋭く
追求した。

喪が明けて、玉鬘の出仕は10月に決定した。
求婚者たちからは諦めきれない文が届き、
とりわけ髭黒や蛍兵部卿宮は熱心だった。
玉鬘はその中で、蛍兵部卿宮だけに返事を
送った。

花言葉 あの日を思い出す

フジバカマ(藤袴) キク科

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